激動の2020年を振り返って⑦— コミットメントライン契約件数・金額は過去最高更新が続く

信用保証協会の保証付き貸出に「主役の座」をあっと言う間に奪われてしまった感があるが、コミットメントラインも2020年の未曾有の貸出増加局面(特に、初期段階)において、それなりの存在感を発揮したと言えるだろう。

実は、契約先数と契約金額は依然として高水準の増加が続いている(1枚目、2枚目グラフ共に左側)。

だが、利用件数は7月、利用金額は5月をピークに前月比で減少に転じた(金額は10月まで)ので、実際の貸出増加という意味での貢献は、意外と息が短かったのである。

注目すべきは11月に利用金額が8.5兆円に一気に拡大し、過去最高額を更新した点だ。

元々、11月の利用額は前月比で増加する傾向(過去5年の平均は0.4兆円弱)にあったが、今回の10月比増加額(1.1兆円)は、従来よりもかなり大きい。

利用先数は10月よりもわずかではあるが減少しているので、11月はコミットメントラインの大口利用が再び増加したと見るべきであろう。

 

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