激動の2020年を振り返って⑤— 日銀借入金残高は約90兆円にまで増加

 例年、対外営業活動はクリスマス前には手仕舞うようにしているのだが、各種のマクロ統計がクリスマス後にも次から次へと公表されるので、結局はそれらの更新作業で年末近くまで仕事を続けることになる。

別に更新作業を年明けにしても構わないのだが、どうも「マクロ統計の越年更新」というのは気分が良くない。「悲しい性」である。

私の「年末の働き方改革」を邪魔しているのは、各種マクロ統計なのだ!

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最重要銀行マクロ統計のひとつである日銀の「民間金融機関資産・負債」統計が昨日(29日)公表された。

まずはこの中から、2020年に残高が急増した「日銀借入金」動向についてアップデートする。

11月末の国内銀行日銀借入金残高は89.8兆円、まあ90兆円である。

残高の増加ペースは、3月の1段目ロケットに続き、9月の2段目ロケットでさらに加速、11月も前月比で3.2兆円もの増加となった(1枚目グラフ)。

業態別では、大手銀行、地域銀行共に2段目ロケットの推進力が継続しており、11月末の残高は前年同月比では共に2.3倍強に膨れあがっている(2枚目グラフ)。

新型ロケット「コロナオペ」の推進力は凄まじいのだ…

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