講演新資料お披露目—「地域金融強化のための特別当座預金制度」導入インパクト俯瞰図

講演を含めた情報配信体制を来年から大幅に刷新する。

2013年1月の弊社開業以来最大の見直しとなり、ZOOMによるビデオ講演対応も正式に導入するなど、With COVID-19時代にフル対応した内容となる。

現在、決算分析作業を進めながら、新情報配信体制の説明を兼ねた講演を行っている。

当初は1月から、この講演&説明パッケージをスタートさせ、来年1月~3月中に完全移行しようと計画していたのだが、COVID-19パンデミック第2波(弊社定義では、一般に言われる第2波は第1波の後半戦)の侵攻が、予想以上に迅速かつ激しいので、急遽、予定を変更。12月中旬からの巡業開始となった。

昨日訪問した銀行には、11月下旬にオファーをし、当方の対応可能日もほんの数日(コマ)しか案内できなかったのであるが、あっと言う間に頭取以下、ほぼ全役員さんの日程を調整していただいた。

最近、つくづく感じるのだが、講演日程の調整という些細な事柄でも「意志決定が迅速な銀行とそうでない銀行の差」がもの凄く広がってきている。

近畿圏の某行の講演日程の調整の早さは「驚異的」であり、役員さんに候補日時を2~3提示すると、早い時には30分もせずに頭取のスケジュールを確定していただく。

面白いもので、業績が相対的に良好な銀行(或いは、良い方向に変わりつつある銀行)、経営体力に十分な余裕のある銀行ほど、意志決定が早いように思える。

そんなわけで、私にとっては「個別銀行定性評価」の重要なポイントになりつつあるのだ。

昨日訪問した銀行でさらに驚いたのは、全役員さん向けの講演だと思っていたら、講演参加者対象を急遽拡大したとのことで、出席者が80名近くに増えていた事だ。

「三密対策大丈夫かな?」と心配になったのだが、大きな講堂(株主総会にも使用するとの事)が会場で、出席者の皆さんの席の間隔もバッチリ。

私の演壇の前にはアクリル版も用意いただき、おそらく今年の3月以降では初めて「マスク無し」の講演が出来た。

「マスク無いと、こんなに講演で話すのが楽なんだな…」と改めて実感。

「迅速な意志決定とオープンな情報共有」— これは「今後の勝ち残りの重要な必要条件になるだろうな。」なんて考えながら90分間の講演を終えた。

こういう「意気に感じる体験」が出来るから「対面講演」はやめられない!

講演後、「With COVID-19時代にマッチした新しい資料をこれからどんどん作成するぞ。」という意欲が湧いてきた。

ちなみに、昨日の講演では日銀の「地域金融強化のための特別当座預金制度」導入インパクト俯瞰図なる新たな資料をお披露目した。

横軸に「現金預け金の総資産構成比(2020年9月末)」、縦軸に「日銀当座預金超過準備額に0.1%付利が行われた場合の対資金収支増益インパクト」を一定の条件の下、推定している。↓

講演では、勿論、個別銀行名付きであるが『銀行業界鳥瞰図』では省略。この資料でも、銀行間のバラツキの大きさを確認できるだろう。

—1000号まで残り21本