銀行マクロ統計在庫一掃処分祭 ⑫— 有価証券運用の主食「外債」を6月は2.4兆円も買い越し

「銀行マクロ統計在庫一掃処分祭」今日は「有価証券運用Day」。まずは、昨日(20日)に6月統計が公表されたばかりの「国債」と銀行の有価証券運用の主食となった感が強い「外債」の売買動向を更新しよう。↓

PDF File: BEV-2020-0721-1

ポイントは、

①都市銀行等は、中期債の0.60兆円を筆頭に、超長期債を0.06兆円、長期債を0.05兆円とすべて買い越し。売買金額合計は、3.40兆円と5月対比で64%増加した。
②地域銀行は、超長期債を0.30兆円と引き続き買い越し。6月の特徴は、長期債も0.31兆円と超長期債を上回る買い越し額となった事である。また中期債も0.05兆円とわずかではあるが買い越しだった。総売買額は1.42兆円と5月と比べて倍増した。
6月は外債(中長期債)を2.40兆円と大幅買い越し。3月の5.14兆円の買い越しには及ばないものの、4月・5月の大幅売り越しから、一気に買い越しに転じた。総売買額は13.27兆円。3月に28.28兆円という過去最高の売買額を記録した後も、4月~6月は13~15兆円の売買額が続いている。
6月の国債総売買額は、都銀等と地域銀行を合わせて5兆円にも満たない。外債の総売買額はその3倍弱である。

かつて、銀行の有価証券運用において、国債は「お米」、外債は「パン」に喩えられていたが、今や外債が「主食中の主食」の地位を得たと言っても過言ではないだろう。

以上