銀行マクロ統計在庫一掃処分祭 ④ — 祝 国内銀行「預貸ギャップ」300兆円突破 \^^/

昨日は間に15分間の休憩時間を挟んで、ちょうど4時間に亘る講演を行った。なぜか講演が終わった後に「疲労感」を覚えた。私も来年9月には「還暦」を迎える。そろそろ気力・体力が衰えてきたのかなと最初は危惧した。

だが、やがて気が付いた。ああっ、マスク着けたまま4時間、熱く語ったからだな…  標高1,300mの八ヶ岳オフィスで4時間話し続けるのと、どちらがキツいのだろうか?

これから、携帯型酸素吸入ボンベを講演に持参して、休憩時間に吸っていたら受けるんじゃないだろうか。そうだ、ヘリウムガススプレー持ち込んで、後半の講演でいきなり変な声で話し出して、「あっ、ボンベ間違えて持ってきちゃいました。」なんて展開は、大爆笑になるかもしれないぞ!

「常に退屈しない講演」を心掛ける私は「芸を磨く事」に余念が無い。 Entertainer とは、そういうものなのである。

さて、今日の内にもう1本在庫処分をしておこう。「業態別預貸ギャップ推移図」だ。↓

PDF File: BEV-2020-0716-4

ポイントは

①本当はもっと早くお祝いをしてあげるつもりだったのだが、国内銀行の国内店銀行勘定の5月末の「預貸ギャップ」が307.6兆円と初めて300兆円を突破した。
②預金に占める預貸ギャップの割合(預貸ギャップ率)も35.9%と過去最高を更新
清々しい程の「金融仲介の機能不全状況」悪化には、だた呆れる(と言うか、ここまで来ると感心かな?)ばかりである。
④業態別では、大手銀行の預貸ギャップが228.1兆円と3ヶ月連続で過去最高を更新。預貸ギャップ率45.3%も過去最高だ。国内で集めた預金の55%しか貸出に回らない(回せない)なら、大手銀行の存在意義は何なのだろうかと思えてくる。ああそうか…日銀に「ブタ積み」を預けるという大切なお仕事があったな。ちなみに都市銀行の5月のブタ積み(日銀当座預金超過準備)は147.4兆円とこれも過去最高を更新した。
⑤地域銀行の預貸ギャップは「季節性要因」もあり拡大基調。5月の預貸ギャップは79.6兆円、預貸ギャップ率は22.5%になった。地域銀行の預貸ギャップの過去最高額は2105年8月の82.6兆円、預貸ギャップ率は2005年6月の27.9%(これは2005年以降の最高値)だ。

金融仲介機能という観点からは「地域銀行の方が真面目に仕事をしている(貢献している)」という事実に揺らぎはないのだ!

以上