銀行マクロ統計在庫一掃処分祭 ② — えっ? 5月の都市銀行の新規貸出約定金利 0.324%…

続いて「貸出約定金利関連統計」を更新。まずは、新規&ストック総合の業態別推移図である。↓ 

PDF File: BEV-2020-0715-2

ポイントは、

①1枚目資料右グラフの12ヵ月移動平均推移で見ても、前年同月比プラス圏で推移していた都市銀行の新規貸出約定金利が▲4.7%と一気に急低下した事が確認できるだろう。
②最近は単月ベースの新規貸出約定金利にはあまりこだわらないようにしてきたが、さすがに都市銀行の5月の新規 0.324%という数字を見た時は驚いた。ちなみに4月の0.386%に続いて2ヶ月連続で過去最低を更新。それ以前の最低水準であった2016年5月の0.388%を一気に割り込みに行ったのである。
③地域銀行2業態の5月の新規貸出約定金利も急低下はしたが、都市銀行とは違って12ヵ月移動平均は元々マイナス圏で推移。特に、地方銀行は新規の急低下が続いていたので、12ヵ月移動平均で見るとマイナス幅がむしろ縮小傾向にある。
④とは言っても、5月の地方銀行の0.562%、第二地銀の0.814%という新規貸出約定金利が、共に過去最低水準を更新したのは都市銀行と同様である。
⑤地域銀行2業態の本年4月以前の新規貸出約定金利最低記録は、地方銀行が2019年5月の0.637%、第二地銀が2020年3月の0.893%だったので、やはり5月の貸出金利の低下は急であった。

実は、都市銀行の0.324%という数字を見た時に入力ミスかなと思った程だった…

以上