業態別預金残高前年度比増減率の長期推移 (2020年3月末版)— ゆうちょの一人負けが続く

今日もサラッと業態別長期統計資料を扱う。昨日が「貸出編」だったので、当然ながら「預金編」となるのだが「譲渡性預金」を含んだベースである点に留意いただきたい。↓

PDF file: BEV-2020-0624

「預金」については「大手銀行」が2015年3月末から2019年3月末まで4年連続で全業態中トップの増加率を達成した事がひとつめポイントだろう。異次元金融緩和策(特にマイナス金利政策)下の高水準の法人預金積み上がりが主因である。

もうひとつは、2001年3月末から2011年末まで実に11年連続で預金が減った「ゆうちょ(銀行)」が、2012年3月末以降はとりあえず増加基調を維持している事だろう。とは言っても、2000年3月末には約260兆円に達していたゆうちょの預金残高は、2020年3月には183兆円にまで77兆円(▲30%)も減少。金融全業態ベースの増加率を2001年3月末から20年連続で下回っているので「ゆうちょの一人負け」という状況が続いている。