信用保証協会 信用保証関連統計(年度統計 2019年度版)— 2019年度の保証承諾(フロー)・保証債務(ストック)は、リーマン・ショック直後の6割程度の水準に過ぎない

今日は2019年度 年度統計版を配信する。↓

PDF File: BEV-2020-0526

昨日、信用保証協会保証付き貸出について「世界が一変」という表現を用いたが、それはあくまでも「3月単月」についてである。

これを長期年度統計でみた場合、保証承諾件数・金額共に「漸く底打ち」という表現を何とか用いることが出来る程度の変化に過ぎない。ストック統計である保証債務件数と残高については、依然として減少傾向が継続している。

代位弁済件数と金額については共に2017年度以降、3年連続で「底這い」とも言い得る状況が状況が続いており、変化の兆しは顕在化していない。

当年度統計の意義は、リーマン・ショックの翌年である2009年度をピークに信用保証の関連のデータが、現状どの程度の水準まで減少(縮小)したかを確認する事にある。

以下2019年度の水準の対2009年度の比率を列挙することとしよう。保証承諾件数 0.57、保証承諾金額 0.54、保証債務件数 0.66、代位弁済件数 0.33、代位弁済金額 0.30である。

COVID-19パンデミックが世界経済経済に及ぼすダメージは、リーマン・ショックを遙かに上回るであろうと想定されている。今後、COVID-19禍によって、信用保証承諾や残高がどの程度のスケールまで拡大し、代位弁済がどのようなタイミングで増加し、保証債務のどの程度の水準に達するかを予想する上で、これらのデータは有益であろう。

まずは、現状の信用保証業務は、フロー、ストック共にリーマン・ショック後の6割程度の水準にまで縮小してる事を頭に片隅に留めてもらえれば十分だ!